検査表面の10×10cm角にあたる領域を綿棒でふきます。バイオフィルムを破壊するために綿棒が少し曲がる程度に圧力を加えながら、サンプルを採取しつつ綿棒を回転させます。
10×10cm角でのサンプル採取を実施できない場合は、できるだけ多くの表面を綿棒でふきます。綿棒が少し曲がる程度に圧力を加えて回転させながら、適切な量のサンプルを採取して下さい。
検査対象の水のサンプル20mLに綿棒を5~10秒間浸します。水が均質ではない場合あるいは水に沈殿物が含まれている場合は、サンプルを採取する前によく混ぜます。 ※ Ultrasnap綿棒は、主に表面用に設計されていますが、水サンプルの検査にも利用できます。水サンプルのより感度の高い検査にはAQUASNAPをご使用下さい。
サンプルが採取できましたら、綿棒をチューブに戻します。これでATPを活性化させる準備が整いました。この状態で最大4時間、活性化させずに放置することも可能です。サンプル採取場所で測定を行わない場合は、サンプルチューブにポイント名を記入し、採取場所ではなく試験室などでまとめて測定を行うこともできます。
試薬を立てて、プラスチック製のSnap-Valveが折れるまで上端部にあるバルブを折り曲げます。その後反対側にもう1回折り曲げ、活性化させるためにバルブを2回絞って全ての液体試薬をチューブ下部に押し流し入れます。
器具を左右に静かに振り、綿棒の綿球部分を液体試薬に浸します。これでサンプルが活性化され、生物発光反応が起こります。安定した結果を得るために、活性後は60秒以内に測定を行ってください。
SystemSURE Plusの上部を開き、活性化済みのUltrasnapをチャンバに挿入します。上部を閉じ、装置を立てて保持します。
SystemSURE Plusの[OK]を押し、測定を開始します。RLU値の結果は15秒後に画面に表示されます。