お客様にいただいた主な質問と回答をご紹介しています
作業工程の中で、1カ所でも微生物で汚れているところがあると、その工程で作られた製品はすべて汚染されている可能性があります。清浄で安全な商品を提供するためには、工程の重要なポイントについて、清浄かどうかを作業に取りかかる前に確かめておく必要があります。
ページトップへほとんどの食品はATP を含んでいて、汚染指標としてATP を使用することに問題はありません。しかし、含有するATP のレベルは、食品の加工方法や調理の度合いによって異なりますので、厳密な検証を行うような場合には、対象となる汚染の特徴を把握しておく必要があります。
ページトップへ平面であれば 10 ㎝四方をふき取れば十分です。しかし、検査場所は平面でない場合が多いので、それぞれの検査場所ごとに一貫した「ふき取り方」を規定しておく必要があります。例えば、「検査場所がリング状であれば、常に一貫してリングの半分をふき取る」などの配慮が必要です。
ページトップへ手指や唾には大量の ATP があります。綿棒などの測定器具に、そのような ATP が混入しないように注意してください。綿棒が測定対象以外に触れたり、ふき取り中におしゃべり、クシャミなどをしないように注意してください。
ページトップへ次亜塩素酸ナトリウムやアルコールは、測定値を低下させます。これらで殺菌処理した道具については、水ですすいだ後、ふき取り検査を行って下さい。 また、綿棒にべっとりと固形物がつくような汚れた場所の測定では正しい値が得られません。「ATPふき取り検査」は見えない汚れを測定する検査ですから、目に見えて汚れている場合には、洗浄してから検査して下さい。
ページトップへ5%の塩水であれば問題なく測定可能です。
ページトップへ測定器(ルミノメータ)は、比較的測定値の経年変化の少ない機器であるといわれていますが、精度判斷用にキャリブレーションコントールキットを販売しております。これにより、ルミノメータのゼロ値・定量値の検証ができます。
ページトップへ遮光し、冷蔵保存(2~8℃)してください。
ページトップへ基本的に「ATP ふき取り検査の結果と、微生物検査の結果(生菌数)に相関性はない」という認識の下で検査を行うべきです。ATP ふき取り検査は微生物や食品残さなど、「汚れ」をトータル的に測定する手法です。微生物検査と ATP ふき取り検査は、それぞれ目的が異なり、それぞれ長所と短所があることを理解しておくことが肝要です。
ページトップへHygiena社製の検査キットははじめから綿棒が湿っているので、水道水等で湿らす必要がありません。
ページトップへ無害ですが、もし目や口に入った場合はすぐに水で洗い流してください。
ページトップへHygiena社製の検査キットは独自のスナップバルブというデザインにより、液体のみの試薬(粉末無し)なので軽く振るだけで測定が可能です。
ページトップへ原理はすべて同じなので、結果の相関性はあります。しかし、装置や試薬の特性や測定値を表示する際の、各測定機器メーカーの考え方の違いによって、各社独自の表現方式が採用されているため、数値が異なってきます。
ページトップへサンプルを収集したあと検査キットを冷蔵保存(2~8℃)していれば可能です。しかし、メーカーはこの方法を推奨しておりません。
ページトップへ陰陽性判定を行う場合には、指定時間以上の培養は何の問題もなく、より判定感度が上がります。しかし、定量的な結果を見たい場合は、指定時間通り培養しなければなりません。
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